立ち上がりのポイント
我々は日々、立ち座り動作を繰り返し行っています。
リハビリテーションが必要な対象者の中でも立ち上がり動作がスムーズに行えないケースが多々あるかと思いますが、立ち上がり動作が行えない理由は人それぞれ異なります。その中でも今回は足首の動きに注目して説明していきます。
椅子から立ち上がる時は、下の写真のように足首が動きます。膝が少し前方に移動するようなイメージです。
上図のように足首が動かないと立つことが困難になります。立ち上がり動作を容易に行うために必要な足関節背屈可動域は 10°以上と言われています(森田 智美ら,『立ち上がり動作を容易に行うために必要な足関節背屈可動域の検討 ―床反力,股関節屈曲角度に着目して―』理学療法―臨床・研究・教育,19:23-26,2012)。
足関節背屈方向に行きにくい場合が、リハビリで改善することでスムーズに立ち上がりが
可能になりますが、対処的には以下のような方法もあります。
①座面を上げる
②かかとが高い靴をはく
③足を広げる
以上です。お試しください!
不明な点があればご連絡下さい。
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