手指消毒と手洗いのポイント
今回、看護師が感染症予防についてお話をさせていただきます。
コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス・・・様々な感染症から身を守るには!
手指消毒と手洗いが効果的です。
その対策の一環として消毒と手洗いが重要です。しかし、消毒剤は一つのものですべてのウイルスを消毒できるわけではありません。その使い分けが重要となってきます。
▮手指用アルコール消毒剤
手指用アルコール消毒剤は、インフルエンザウイルスやコロナウイルスには有効ですが、ノロウイルスにはあまり効果がありません。しかし全く効果がない訳ではなく、アルコールで手の脂等の汚れを落とすことにより、ウイルスを手指からはがれやすくする効果はあります。アルコールはある程度の時間、汚れやウイルスと接触しなければ効果がありません。100%のアルコールではすぐに蒸発してしまい、十分な消毒効果が得られません。消毒を終えたら完全に乾いたらOKです!よーく乾かしてくださいね。
▮手洗い
では次に、手洗いについて説明します。
石けんによる手洗いでは、石けんが手についた脂を溶かすことで、そこにくっついていた汚れ(ウイルス・菌を含む)を浮き上がらせます。そして石けんと混ざりあった汚れ等を水で流すもしくはふき取るところまで徹底することが大切です。そこで、手洗いの正しい方法をご紹介しますね。しっかり感染対策をして、寒い冬も元気に乗り切っていきましょう!!
<洗い方>
1.流水で手をしっかり濡らした後、石けんをつけて手の平をよく擦る。
2.手の甲を伸ばすように擦る。
3.指先・爪の間を念入りに擦る。
4.指の間を洗う。
5.親指と手のひらをねじり洗う。
6.手首も忘れずに洗う。
7.手についた石けんを水で丁寧に流す。(ヌルヌルが取れるまで)
→清潔なペーパーなどでふき取り
ぜひご参考下さい!